TACOMAのサスペンションアップグレードのオーダーを頂きました。
元々レベリングリフトで2”程度リフトアップされていたのですが今回はチューンナップを兼ねてコイルオーバーとUCA交換のオーダーを頂きました。
入庫時のサスペンションはこの様な状態です。
車両は2020y TOYOTA TACOMA 4WD W-CAB TRD-OFFROAD PKG 5'BED です。
TRD-OFFROADなのでBILSTEINのB6が純正採用されています。コイルオーバースペーサーによって擬似的にショック長を伸ばして(ストローク量は純正のまま)車高をリフトアップするバジェットリフトの方法です。トヨタトラック系のサスペンションは車高を2.5"以上あげてしまうとショックが伸びた際にUCAがコイルスプリングに干渉してしまうリスクがあるので注意が必要です。
TACOMAは久しぶりなのでなんか新鮮ですが、HILUXやLC150とほぼ同じサスペンション方式なのでいつも通りに分解していきます。組立の誤差なのか今回はUCAの貫通ボルトを抜くのに難儀しました。ロングトラベルの様にLCAを外さないので割とスムースに作業が進みます。
今回のセットアップはこちら
DIRTKING BALL JOINT UCAにFOX 2.0IFP COILOVER/ EIBACH SPRINGです。
箱出しだと1”程度のリフトアップになるのでコイルオーバーはプリロードをかけて車高調整を行いました。
アライメント調整後のテストランの結果、今回はサスペンションのフィーリングが凄く良くなって貴重なセッティングデータを取る事が出来ました。
このDKとFOXのセットアップにするだけで車高も2”程度リフトアップが可能で、更にはリバウンド側のストローク量が1~2"弱エクステンドされます。加えてEIBACHのコイルスプリングは初期入力がマイルドでFOXの2.0IFPとの相性は抜群です。
こちらの動画を見れば何が違うのかがよく分かります。
どうせお金をかけて車高を上げるのであれば乗り心地や走破性も向上するパーツに対価を求めてみてはいかがでしょう。
今回はサスペンションのみですがこのTACOMAはこれからどんどん進化していくので今後の変貌をお楽しみに!
ちなみにリアは1”ブロックが入っていてこの前後のバランス感です。
今まで路面のガタガタを感じていたハイスピード側のショックワークが絶妙で流石FOXと言ったところでしょうか。バンプ路での揺り返しが嘘の様に収束します。
APTCOお勧めのセットアップなので是非ご検討ください。