ウチのユーザーさんを含め日本国内でもHDクラスのオーナーさんは希少です。まずこのサイズを乗り回す自信と駐車するスペースが無いとまず購入を踏み止まるシロモノでしょう。
そんなHDはワークトラックとトーイングトラックとステイタストラックという3つの顔を持っています。ワークはその名のとおり仕事用のトラックですね。各メーカーも廉価なベーストラックとしてグレード設定があるくらいです。トーイングについてはご存知のトレーラーの牽引用トラックですね。ウチのお店がまさにその用途です。ステイタスについては最高グレードをベースにショウカーの様にフルカスタマイズをしたお金のかかったカスタムトラックを指します。本国だと12インチリフトにフープスタイルのkingのカラードデュアルショックにエアバックが付いたりアームがクロームやキャンディカラーのラディアスやトラックバーもマッチカラーにしてあったりとデーハーな感じが人気のようです。
ウチはラグジュアリーとかドレスアップ的なカスタムスタイルにあまり興味がないお店なのであまり詳しくは分からないので作ったことはありませんが、基本Race Provenなパーツは大好きなので必然的にゴージャスなカスタムにはなってしまいます。
このF250もその1台ですがサスペンションのスペックはショウカーに引けを取る事はないでしょう。リフトアップの高さを基準にしているカスタムセンスよりサスペンションのシステムにウチはこだわっています。
今回はスタビライザーのリンクロッドをヘイムジョイント化とリアのトラックアームを装着するメニューです。
せっかくスタビライザーを変えてもリンクが上下ブッシュというのはブッシュの柔軟性による無駄が多いです。しっかりスタビライザーとしてのトーショナルフォースを有効にするならソリッドにしないとという事で上下をFKのヘイムロッドでミスアライメントはS45で切削してハードウェアは9グレードを使用しました。
これがドレスアップとカスタマイズの違いです。沢山の挑戦と失敗を重ねて来た知識と経験がこのようなカスタムスタイルとして集約されています。
あなたもshow car slayer になってみませんか?