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Modularize

(前書き)

悲願とも言えるプレイグラウンド併設の新拠点への引越しも一段落したものの今度は新拠点の整備に追われていますがあの終わりの見えないクレイジーな引越し業務から解放されて少し気が楽になりました。思えばここでの10年間は実に様々なドラマがありました。いよいよAPTCOも遂にシーズン3がスタートします。コロナ・円安・原油高・材料費高騰・半導体不足・日本経済弱体化と輸入事業においてはスーパー逆風の中、国産車自動車市場をターゲットに最近はHILUXやL/C系を始めとする日本国内のオフロードカテゴリー?にしれっと触手を伸ばしてみたものの、なかなかのカルチャーショックというかギャップを感じる事ばかりです。日本という国がどれだけ閉鎖的でMade in Japan神話を未だに信じて止まない民族意識であるのかをあらためて認識する良い機会になりました。もちろん良い意味でも悪い意味でもです。


そんな手探りの中でAPTCOらしさ?を損なわずにむしろ日本車においてAPTCOスタイルを出していく事がコロナ禍を乗り切る手段と考えた結果、HILUXを始めとする今まで慣れ親しんできたトヨタのFlexyフレーム(タコマ・FJ・4ランナー)のトヨタ車をターゲットに各オーナー様のご協力の元、アメリカ製のサスペンションやアクセサリーのマッチングデータを取らせて頂いて、FOXやDIRTKING、EIBACHをインストールしたタコマや4ランナーさながらのアメリカナイズされたモディファイを積極的に行なっています。

国産車種専用のパーツが日本には数多くあるのに何故わざわざアメリカ製のメーカーにそこまでこだわるのか?疑問を抱く方もいる事でしょう。それはアメリカのオフロードビジネスと日本のオフロードビジネスの市場規模や環境の違いによるものであり革新的な技術や性能はもちろん構成する素材ひとつにとっても圧倒的なレベルの違いをアメリカ現地で私自身が実際に目の当たりにしてきたからです。


それはLeitnerにおいても言える事ですが、アメリカのピックアップトラックのほぼ全てにACSの設定がある中、アジアンパシフィックモデルのHILUXはアメリカで販売されていない車種なので設定がありませんでした。HILUX のオーナーさんからACSを取付けたいとの希望を叶えるべく最初はTacoma用ACSにアタッチメントを作って取り付けをしていました。取付には加工が必要で少々手間がかかりましたが昨年よりINTERNATIONALモデルの設定がラインナップに加わって完全ボルトオンになり今ではインターネット上でも買えるくらいメジャーなラックシステムになりました。

ROTOPAXやWATERPORT、MAXTRAXやROAM等のアクセサリーも取付可能なモジュールラックシステムは今ではオーバーランドスタイルには欠かせないアイテムの一つと言っても良いでしょう。


そもそもベッドラックシステムがこのようにモジュール化され始めたのは自分の記憶が確かであれば2017年あたりからでした。CAMBURGのHOTEL TACOMAに始まり、同年のSEMA SHOWでも511TacticalのTACOMAにMOLEシステムがゴチャゴチャ付いていた辺りから流行りの予感を感じていました。ちょうどその当時のBLOG記事を見つけたのでお暇な方はご覧になってみてください。まだオーバーランドというキーワードが無い頃の話です。


その一方、日本のHILUXはと言うとマイケルJフォックスがとある映画のラストに乗っていた様な1980オールドスクールな太いチューブデザインのオプション設定があったりと時代錯誤を感じてしまうのです。

クルマのカスタムを行う上でアメリカと日本の差異について色々思う事はありますがスタイルやコンセプトをしっかり決めて楽しんでもらえたらと思います。


プレランナーに代わる新たなオフロードジャンルとしてアメリカ南西部で流行の兆しを見せていたオーバーランドカルチャーに感化されて作ったのが下のタコマとF150の2台です。まだLeitnerもForgedモデルがラインナップする前なので2台ともACSクラシックですね。


HILUXもマイナーチェンジを迎えて日本国内でキャンプアウトドアブームの時代が到来しました。この波に乗り遅れてはいけないと思い国内のHILUXオーナーと同じユーザー目線になって日本におけるオーバランド仕様のHILUXを製作したのが今のデモカーになります。今ではオリジナルの商品をラインナップしてみたりキャンプ場を作ってみたりとHILUX を通じてプレランナーとはまた違う楽しみ方を知ることができました。


何度も言いますが必要最低限でありながら走破性や実用性を備えたアクセサリーやパーツをチョイスした使い勝手の良くグッドルッキンなクルマ作りがAPTCO的オーバーランドコンセプトのベーシックです。



では、本題に入ります。


Tridentブランドの新商品が入荷しましたのでご案内いたします。


HILUXオーナーの皆さん、オーバーランドブームやキャンプ・アウトドアブームで荷台にお気に入りのアクセサリーやギアを載せて出かける機会が増えたかと思います。しかし帰宅してから大量のグッズやギアを部屋に運ぶのが面倒だとか、置き場がなくて荷台にグッズを載せているが雨風に晒されていたり盗難の心配がという方もいるでしょう。そんなオーナーさんの悩みをまるっと解決するのがコチラの商品です。


TRIDENT "DURA-ROLL" トノカバーです。

モジュール化には欠かせないレールシステムを採用しLeitner ACSも別売りのマウントキットを購入すればトノカバーとの併用が可能になります。シャッターは金属製の軽量なアルミニウムモデルでロック機構付き、盗難防止に有効なシャッターデザインですので積載物の盗難を防ぐ効果も絶大です。


APTCOでLeitner ACS forgedをご購入頂いたユーザー様を対象に限定5台分のDURA-ROLLを取付工賃無料キャンペーンを開催します。


ただし条件はご来店頂ける方のみが対象となります。ご興味がある方はお気軽にお問合せください。


台数限定なのでご購入希望の方はお早めに。


もう夏はすぐそこです。










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