オフロードジャンルの新たな転換期を迎えました。約10年前にプレランナーという新しいスタイルがカリフォルニアを中心に若者たちの間で人気が急上昇し、デザートレースが脚光を浴びてオフロードブームに火がつきました。今もなお根強い人気のプレランナーですが、いざカスタムをしようとすると特に日本国内ではパーツが大変高価でなかなか手が出せないのが現状だったりします。それはアメリカ現地でも同じことでインスタグラムで見る様な"The Prerunner"と言われるホンモノのトラックたちは現地の人達からも「ドリームカー」と言われるほどです。ましてや日本ではスーパーカーに匹敵する乗り物と言っても過言ではありません。もし自分がお金持ちでランボルギーニやフェラーリを新車でポンと変える財力があれば間違いなくラグジュアリープレランナーをアメリカでオーダーすると思います。
前置きはさておき、アメリカのオフロードジャンルも新しい動きがあってトレイルクルーズやロッククローリングの要素を兼ね備えた「冒険」をイメージした感じの新しいジャンルとして「オーバーランド」というスタイルがここ数年で注目をされています。自分の認識では元々JEEPラングラーやFJ等がトレイルロードをクルーズするシーンがあった中で新たにタコマや4ランナー等のミドルサイズのクルマでフリップテントやトレーラー、ガソリンや飲料水等をロトパックスに積んで数日間かけて走破するクルマの冒険旅要素が加わったのがオーバーランドという新しいジャンルの発祥なのかなと考えています。
レベリングまたはFOXやKINGのOEMショックを装備してインチアップしたタイヤにベッドラックやルーフラックを装備したりとSTREETでもOFFROADでも映えるスタイルにまとめられるスタイルは日本のアウトドア志向の人には是非お勧めしたいジャンルです。
個人の好みはありますがやはりレフティのトラックやSUVでUSスタイルを体現するのが自分的には理想であり拘りたいスタイルです。
上の写真はまさに今流行のThe Overlandスタイルのお手本ですね。
これなら割と日本でのカスタムも入りやすいのではないかなと考えています。家族でキャンプにも行けるファミリーカーとしても楽しめるしアメリカのピックアップトラックを所有できる喜びも味わう事が出来ます。やり過ぎなければお財布にも優しいですからね。
もちろんこういうパーツも出ているので余裕があるようならグレードアップも十分楽しめますよ。実際乗り心地も良くできるので費用対効果は期待できるはずです。
ざっとにはなりましたが新たに取り組むオフロードのジャンルとしてオーバーランドスタイルは是非トラックオーナーさん達にはチェック頂きたいと思います。
このジャンルもパーツチョイスがセンスの出るところなのでコダワリのある方は是非ご相談ください。APTCOお勧めのブランドをご案内します。
次回はオーバーランドスタイルを作る上でのベーシックをご紹介したいと思います。