前回のLC250に続いてオーナー様にご協力を頂きまして三菱TRITON L200 MVのサスペンションとホイールのマッチングについてリサーチする事が出来ました。
これでようやくTRITON用のサスペンションシステムを考案することが可能になりました。車高を上げるためのショックではなくきちんと衝撃緩衝装置としてワークするサスペンションをコンセプトにパーツのチョイスをしようと思います。
ハイラックスと比較すると構造的には同じダブルウィッシュボーンタイプのAアームにコイルオーバーサスペンションとイマドキのラダーフレームのベーシックなタイプの懸架方式で特筆する様なモノはありませんでした。ロワーアームのボールジョイントがボルトオンで交換出来るタイプというのがトヨタと異なるところでした。1G時と0G時のショック長も計測したのでリフトアップ時のショック長目安も分かったので後はブッシングやボルトサイズ、トップマウントのPCDを計測したのでクリップリフトも可能になるかと思います。
TRITONにFOXショックを装着してみたいオフ意識の高いオーナーさんはいらっしゃいますか?実はこのFOXショックをよりチューンナブルにするプリロードリングを設計製作しましたのでAPTCOでサスペンションチューンをするユーザーさんにはリクエストに応じたチューニングが可能になります。これはハイラックスも同じです。
アッパーアームについては強度検討書の件も含めてリサーチ中です。可能であればこのくらいのサスペンションチューンが出来るようにはしたいです。
続いてはホイールマッチングの件です。
TRITONの純正タイヤのサイズは265/60R18です。今回は2”レベリングリフトにマッチングするタイヤサイズという事でホイールを17インチにダウンサイジングした場合を想定してプレフィットしてみました。
単純にタイヤとホイールをこのサイズに交換するだけで車高が1”ほど上がります。これにレベリングリフトを実施する事で1.5~2.0インチのリフトアップになるため実質3インチくらい純正の状態よりも車高が上がることになるのでインパクトのある見た目になると思います。
上の様にTRITONの純正オプションのフェンダーフレアを装着すると丁度いいフラッシュ具合になるのでUSホイールのラインナップが選択肢に入ってくるのでオーバーフェンダーは必須になります。大事なのは車高よりも車幅です。バーハーロイヒーという呪文を唱えると大抵のクルマはカッコよくなります。
下の写真の様にタイヤホイールが変わるだけでもこの位のイメージが変わります。フロントと同様のタイヤホイールがリアに装着しているところを妄想してみてください。
TRITONもHILUXも同様にオーバーフェンダーを装着している方が選択出来るホイールの種類は多くなるのでレベリングリフト+オーバーフェンダーはセットで装着すると考えた方が良いかと思います。
最後に個人的にTRITONで気に入ったところをご紹介しましょう。
一部のコアユーザー達には分かるかも知れませんが・・・
マフラーエンドのスタイルが実に良いですね。三菱のオフロードへの熱意を感じますね。AXLE OVER / DOWN SLASH はデザートトラックスタイルで大変好ましいです。
この4リンクのブッシングマウントとショックレイアウトは私に取ってはとても斬新でしたが・・・。三菱ラリーアートのセットアップは私の想像を遥かに超えていました。オートランド千葉を走ったそうなのでGOPRO付けてもらって脚の動きを見てみたかったですね。実に興味深いです。
話は逸れましたがシャッタートノカバーの件も進展がありましたので本日よりBTO(受注生産)で販売を開始したいと思います。LEITNER ACS TONNEAUを装着したいオーナーさんはメールにてお問い合わせください。
トノカバーはウェザープルーフでロック機構付きなので荷台に荷物を入れておいても雨にも濡れず盗難防止にもなるので大変便利なパーツになります。
キャンプやアクティビティには最高のコンポーネンツなので是非お勧めします。