ハイラックスにおいて「ザ・ベーシック」とも言える2”レベリングリフト、APTCOオススメのセットアップはコチラです。
FOX2.0IFPに550lbs-14"コイルスプリングのフロントコイルオーバーショック、アッパーアームはDIRTKINGボールジョイント仕様のパフォーマンスモデルにレッドアノダイズドキャップを装着しました。
オープンベアリングのUCAは手間がかかるしオフロード走行をあまり視野に入れていないのであればこのセットアップであれば充分でしょう。個人的な感覚ですがFoxのパフォーマンスシリーズは街乗りにおいては低速時のギャップでも初期入力はマイルドなイメージで乗り心地は純正以上に良いセッティングにチューンされていると思います。放熱性に優れたアルミニウムシリンダーにキャビテーションを抑制するためのナイトロジェンガスがシリンダー内でフロートピストンによりガス室とオイル室にセパレートされているモノチューブ構造です。
リアショックにおいては更なるこだわりが…
2.0IFPのリモートリザーバーにスピードアジャスター付きのスムースショックです。こちらはハイラックス用としてカタログラインナップには無いモデルですがAPTCOオリジナルのカスタムショックとして選択する事が可能です。なぜわざわざアジャスター付きにするのかは下記で説明しましょう。
ピックアップトラックのオーバーランドカスタムにおいてはベッド部にカーゴラックやルーフテント等の様々なアクセサリーに加えて多数のラゲッジを積載する事になります。それによるセンターグラビティの変動が車体バランスに大きな影響をもたらします。元々トラックですし最大積載量は500kgなのでリーフスプリングのペイロードには問題無いのですが重心位置が車体後部に移動し、更に車体上方に重量物があるためロールセンターが車体後方のかなり高い位置にポイントされますから低速時の段差や高速時の車線変更等で大きな姿勢変化が起きようとする傾向が強くなります。この様な場合のフォースコントロールに大きな効果をもたらすのがショックアブソーバーです。
ハイラックスにおいて特筆するならばまずはショックの位置がリアハウジングのイン側にマウントされている事、アッパーマウントの縦アイレット、ロワーマウントの横アイレットです。これはリアのハウジングが低速走行時に大きく左右に上下出来るようにモデリングされたサスペンション構造だと言う事が分かります。つまりはクローリング性能>高速ダート走行性能に優れた設計になっている事が伺えます。
そう言う背景もありコンプレッション側の減衰を任意で9段階調整可能なアジャスター付きのリアショックを採用しています。もちろんリザーバータンクがあるのでオイル油量も増えると言うメリット付きです。
タコマやFJはアッパーがステムトップに対してハイラックスはアイレットだったのはとても意外でした。これは北米設計とアジアンパシフィック設計の環境の違いなのでしょうか。自称脚フェチの自分にはあれこれ思慮を巡らせるのが楽しいです。
そんなNARD気質な自分が組み上げたトラックをお客様に喜んで頂けるというのは幸せな事です。
単に車高を上げたいとかドレスアップの要素を重視したカスタムにしたいならまずはパーツのセレクトが1番大事です。センスはお金では買えないですからね。
こだわりの詰まったハイラックスに乗りたい方は是非APTCOにご相談ください。
出来る限りリクエストにはお応えいたします。